今年から中1になる息子。
少年野球をしていた息子ですが、中学生になると、「硬式野球チーム」と「学校の部活動」という選択肢が出ます。
私たち家庭の経験をもとに、なぜ最終的に学校の部活動を選んだのか、その理由と心境を共有します。
硬式野球の魅力と現実
子供は硬式野球チームへの参加を強く望んでおり、何度か体験にも参加しました。
技術向上や高い競技レベルはとても魅力的ですが、それには大きな犠牲も伴います。
週末の試合やグランド整備、遠征費用など、親の負担は計り知れません。
特に東京など遠方の試合は宿泊費も含めて非常に高額です。
(10万はかかるそうです。そして試合に出るかどうかも分かりません)
さらに、多くの硬式野球チームのもう一つの魅力として、高校への「パイプ」があります。
クラブチームは、有名な私立高校野球部と良好な関係を持っており、高校受験では有利だそうです。
体験に言ったクラブチームも、受験の面倒まで見てくれるそうです。
しかし、我が家では公立高校への進学を考えており、高額な私立高校の学費は現実的ではありません。
私立の強豪校に進めるほどの技術があれば別ですが、そうでない限り、私たちのような家庭には困難だと感じました。
家庭のリアル
私たちの家庭では、夫も仕事で忙しく、すべての送迎とサポートが私に降りかかります。
平日練習もありますので、帰ってきたら夜。子供は宿題や勉強の時間もままならない状況です。
野球に全力をかけている子達は当たり前のようにこなしていますが、「子供はいつ休めるんだろうか」と思ってしまいました。
硬式野球への参加を諦めた理由
「絶対にやる!」
と子供は意気込んでも、家庭の現実を考えると無理がありました。
夫からも「部活でいい」という意見があり、最終的に子供もそれに納得しました。
私も「本当に子供が頑張るというなら、私も頑張るよ」、と夫には言いましたが、この結果で内心は安堵しています
でも、
「子供の夢を潰してしまったのではないか」
という罪悪感に駆られることもあります。
硬式野球チームの家庭環境
体験の時に、ママたちに話を聞きましたが、
他の家庭を見ると、経済的に余裕がある家庭や、親が熱心に支援できる環境の家庭が多いです。
小さい頃から、土日は積極的に子供とキャッチボールしたり、バッティングセンターに連れて行ったり、庭には手作りのネットが組み立ててあるような。。。
うちのように経済的に限界がある家庭には、部活動が現実的な選択だな、と感じます。
学校の部活動のメリット
学校の部活動は、同じ学年の友達と一緒に活動できることが大きなメリットです。
息子の場合は、以前参加していた少年野球の先輩たちと、中学で再び一緒になります。
彼らは息子が小学4年生のときから面倒を見てくれており、これが息子を部活動に参加させる大きな動機となりました。
チームに入れないことでやる気を失って春休みだらけていた息子も、先輩たちとの再び野球が出来るのを今では楽しみにしています
また、学業とのバランスも取りやすいです。
高校受験もあるので、塾も行かせたいので、学業と運動の両方の時間を無理なく確保することができます。
結論
私たちは硬式野球チームの参加を諦め、学校の部活動を選択しました。
子供の健康、勉強、そして家庭の事情を考慮して、これが最善の選択だったと信じています。
すべての家庭が直面する決断は異なるかもしれませんが、子供たちがどの環境であっても野球を楽しむことができるよう願っています。
このブログ記事を通じて、同じような悩みを抱える家庭に少しでも参考になれば幸いです。